どうも、こんばんは。団長です。いきなりですが、 担々やきそばってご存知ですか?焼きそばってB級焼きそばのド定番ですよね。超有名どころでは富士宮焼きそばから、横手焼きそば、ひるぜん焼きそばなど枚挙に暇がありません。
そんな中であまり存在感がないと言えるであろう 担々やきそばを湯河原の春本食堂で食べてきました。
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この記事の目次
担々やきそばとは?
何故”担々”なのか?
http://www.yugawara-sci.or.jp/tantan/index.html
まず、何故”担々”なのか?というのが気になりますよね。調べてみました。
湯河原は温泉地であるわけですが、どうやら湯河原温泉を狸が見つけたという伝説があるそうです。その狸由来で、“たんたんたぬきの・・・♪”からもじって”担々やきそば”になったそうです。
ご納得いただけたでしょうか。それなら焼きそばである必然性はどこに?というツッコミが入りそうですが、どうやらその疑問はどこにも答えが無いです。察するに焼きそばって原価も安いし、作りやすいからでしょうね。
担々やきそばの定義は?
まず特徴。それは”練りごまや豆板醤を主原料とした香ばしいピリ辛の味付け“だそうです。既にちょっと定義がフワッとしている気がします。
さらに公式ページを読み進めると、”バリエーション豊かなメニューが楽しめます“と紹介しています。つまり、半ば何でもありだと公式ページに書いてしまっています。
しかし、その中でもある程度の方向性は決まっているようで、大きく2系統の味に分類されるそうです。
- 湯河原柑橘系:地元で採れたレモンや清美オレンジなどの柑橘類が添えられたり、隠し味として使用
- 温泉卵系:温泉で賑わう湯河原の地を表現し、温泉玉子がのっています。他アレンジで、煮玉子やゆで玉子、目玉焼きなどアレンジされています。
どうでしょう。柑橘系についてもレモンだったり、オレンジだったりと定かではないし、温泉卵系と定義しつつも煮玉子でもゆで玉子でも目玉焼きでもOKという懐の深さが特徴です。はっきり言って、ピリ辛なら何でも良いんじゃないかという気すらしてきます。
春本食堂に決めた!
公式のパンフレットには全部で17店舗が記載されています。
ざっと見ただけでもわかっていだけるでしょうか、実に統一感を感じません。海鮮系が入って豪華な仕上がりになっているものや、固焼きそば風に仕上がっているもの。富士宮焼きそばの対極にあるような定義の緩さというか甘さです。
そんな中でも、最もスタンダートらしそうな春本食堂が気になったので、こちらに決めました。大きな2つのカテゴリでいうと、湯河原柑橘系に分類される担々やきそばです。
春本食堂へのアクセス
湯河原駅から少し離れていて、徒歩では20分弱といったところでしょうか。今回は車での訪問です。駐車場は店舗の前に3台分ありました。
春本食堂の雰囲気
店は外から見ても中に入っても昭和の中華料理屋という感じです。ただ、古い雰囲気漂う店内ですが、とても清潔な感じがして、嫌な感じは全くしません。私は嫌いですが、このご時世、店内で普通にタバコが吸えちゃうのも含めて、良くも悪くも昭和感がプンプンと漂います。
この日は平日の訪問となったので、店内は地元の方ばかりでした。休日にはもう少し観光客の比率が増えるかもしれませんね。
春本食堂のメニュー
昔の中華料理屋という雰囲気のまま、ラーメンからワンタン、チャーハンという定番中華料理に加えて、オムライスやカレー、カツ丼という幅広いラインナップ。
そして価格もラーメンは500円という安さ。店の雰囲気を裏切りません。昭和がそのまま生き残ってるみたいで何か嬉しくなります。
春本食堂でのオーダー
当然、担々やきそば(650円)をオーダーします。
太麺に豚肉、キャベツ、もやし、ニラというスタンダードな具材、そして糸唐辛子が上に散らされミカンが添えられるというスタイルです。うーん、まさに期待を裏切らないビジュアル。
さて、ここで1つ問題が。それは添えられたミカンの使い方。横の地元の方々らしくおじさんたちは焼きそばを完食後に食べるというデザートとして使っていました。
うーん、このおじさんたちの姿を見なければ、やきそばにミカン汁を絞りたいんだけどなぁ。地元の人が絞ってないのを見ると、最後にデザートとして使うのがスタンダードなんだろうか・・・そんな悩みを抱きつつ、まずはミカンを絞らずに食べてみます。
ピリッとして美味いです。糸唐辛子以外にも豆板醤だと思われる辛さが立ってます。そして家庭では再現できない火力で炒めることによる水分を飛ばした感がたまりません。
いくらか食べ進める内に1つの考えが。この濃いめのピリ辛のやきそばに柑橘系の汁をかければさっぱり感が加わって絶対美味しいはず。
地元のおじさん方の視線も気にせず、思いっきりミカンを絞ってやります。これがヒット。抜群に美味しさが増します。皆さんも恐れずにぜひやってみてください。
定義の緩さゆえに、正直そこまで期待していなかった担々やきそばでしたが、想像以上に安定感のある美味しさでした。ごちそうさまでした。次回は違う系統にもチャレンジしたいところですが、結局は春本食堂に来てしまう気もします。
店舗情報詳細
- 店舗名 春本食堂
- アクセス 湯河原駅から徒歩20分弱
- 営業時間 11:00-19:30
- 定休日 木曜日
- 地図
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まとめ
春本食堂を紹介した本記事のまとめです
- 担々やきそばの定義はかなり緩い!
- 春本食堂には昭和の良き空気が流れている!
- ピリ辛で安定感のある担々やきそば!
- ミカンを絞れば味が一層深まる!
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