どうもこんばんは、ループの螺旋階段です。今回はJGC会員はSPGアメックスカードを持つべきか?というテーマで徹底解説を行います。結論として、私はJALカードとSPGアメックスカード2枚を併用していますが、その判断に至った理由や考察をまとめています。
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この記事の目次
JAL陸マイラーへのオススメはJALカードとSPGアメックスカード
JAL陸マイラーにオススメのクレジットカードはJALカードかSPGアメックスカードだと、当ブログで散々解説してきました。通常の陸マイラーであればどちらかを持てばことを済むのかもしません。
しかし、JGC会員はそうもいきません。JGCカード(≒JALカード)を維持する前提で、SPGアメックスカードを持つべきかどうか?ちなみに私は考え抜いた末、2枚持ちを選択しました。
ちなみにそれぞれのカードの年会費とマイル還元率は下記の通りです。
JALカード
還元率:1.0%
年会費:5,400円(内SMP分3,240円)
SPGアメックスカード
還元率:1.25%
年会費:33,480円
カードの特徴を詳しく解説した記事は別記事にも細かくまとめていますので、検討する際はこちらもご参考にしてみてください。
JAL陸マイラーが持つべき高還元率のクレジットカードを解説!前提条件:私の状況
まず、最初に検討を始めるにあたっての改めて私の状況をまとめておきます。
JGC会員である
繰り返しですが、私はJGC(JALグローバルクラブ)会員で、JGCカードというクレジットカードを保有しています。(JALカードとJGCカードの区別がややこしいので、上ではJALカードと記載していますが・・)。
JALの上級ステイタスについては、今回の記事の本質とは異なるため、別記事で解説しています。JGC会員とはJMBサファイア会員になった際に会員資格が発生して、その際にJGCカードというクレジットカードを発行することでJGCサファイア相当の上級会員ステイタスのサービス(ラウンジ利用、優先搭乗、空席待ちの優先等)を受けることができるカードです。
JAL上級会員の仕組みとJALグローバルクラブ(JGC)会員を目指す意味このカードはJALカードと同等以上のサービスを受けることもできます。フライト時のボーナスマイルも対象ですし、ショッピングマイルプレミアム(SMP)を利用すれば通常利用で1%、特約店利用で2%という還元率のクレジットカードです。
JGC会員になるのは羽田-伊丹のフライトであれば50回の搭乗を要し、なかなか大変なので、JGCカードは維持し続けことが大前提です。JGCカードはJALカードのCLUB-Aカード以上のランクのカードでしか用意されていないので、この時点で毎年10,800円の年会費とSMPの年会費3,240円がかかってしまいます。
SFC会員でもある
最近はもっぱらJAL派ですが、昔はANA派でした。そのときにSFC(スーパーフライヤーズカード)会員にもなっています。これはJGCカードと同様でANAのサファイア相当のサービスを受けることができるカードです。こちらについても、今後もカードを維持したいと考えています。こちらの年会費は11,070円です。JGCカードの年会費と合わせると結構大きい出費です。
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SPGアメックスカードを見送ろうかと思う理由
まず最初にSPGアメックスカードへのネガティブな評価からです。大きく3つの点が気になっています。
・高い年会費と還元率1.25%
・全ての支払いが還元率1.25%では無い
・還元率1.25%には200万円の決済が必要
・決済時の100円未満の端数は切り捨て扱い
高い年会費と還元率1.25%
同じ金額をカード決済するのであれば少しでも還元率が高いほうが嬉しいのですが、私はJGCカードの維持に毎年10,800円が既にかかっています。
そこに0.25%還元率が高いカードのためだけに30,000円以上の年会費を出せるかと言われると、ちょっと厳しいです。この0.25%の差を逆転するためには、年間600万円以上の決済が必要となり、あまり現実的ではなくなります。
全ての支払いが還元率1.25%ではない
アメックスカードの規約を良く見ると全ての支払いで還元率が1.25%であるわけではありません。電気代などの公共料金は還元率が半分となり不利です。また、モバイルSuicaへのチャージはポイント対象外など結構不利な点が出てきます。
さらに、JALの特約店では還元率2%となるJGCカード決済の方が有利です。これらを考慮すると、現状JGCカードでの決済分を全てJGCカードにするのはもったいないです。このため、SPGアメックスで決済する対象自体が少なくなることも、二の足を踏む要員です。
還元率1.25%には200万円相当の決済が必要
還元率1.25%という数字ばかり前面に出てきて、意外と見落とされがちなのがこの点です。1.25%の還元率となるのは60,000ポイント(20,000マイル分)を1度に交換したときです。この際にボーナスで5,000マイルがもらえるのでトータルで25,000マイルとなり還元率が1.25%となります。これ以外の場合はJALカードと同じ還元率1.0%です。
この60,000ポイントというのは約200万円以上の決済が必要です。クレジット決済が200万円に達するまでに相当時間が掛かりそうな場合や、細かい単位でマイルを獲得したい場合はSPGアメックスはあまり得策ではありません。
決済時の100円未満の端数は切り捨て扱い
アメックスカード特有の問題です。SPGアメックスカードは決済100円毎に端数切り捨ててポイント(=マイルに交換可能)を付与します。一方JGCカードは端数は四捨五入です。これは端数が大きい決済が多いと損をします。例えば、198円の決済を6回行った場合です。
【198円の決済6回した場合】
・JGCカード:12マイル(2マイル×6回)
・SPGアメックス:6マイル(1マイル×6回)
※SPGは還元率1%で計算
これはあまりに極端な例なので、直近の私の実際の利用状況を元に計算してみました。
【トータル20.3万円を決済した実例】
・JALカード(還元率1.0%):2,031マイル
・SPG(還元率1.0%):2,019マイル
・SPG(還元率1.25%):2,524マイル
すると、決済したJGCカード(還元率1%)ではマイルの2,031マイルところが、仮にSPGアメックスを還元率1.25%で計算すると2,524マイルとなり、その差は逆に407マイルSPGアメックスカードの方が有利でした。切り捨てで損する分よりも0.25%還元率が高い分が有利に働きました。
ただしSPGアメックスが還元率1.25%となるのは20,000マイル分(200万円相当決済分)を1度にマイル交換した場合です。そうでない場合は1%還元であり、先ほどの例だと2,019マイルでSPGアメックスの方が12マイル損します。この12マイルをどう捉えるかは皆さんの判断です。私は無視できる範囲かなと思います。
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それでもSPGアメックスとの2枚持ちを選んだ理由
ここまでネガティブな理由ばかり述べてきました。では結果的にSPGアメックスカードも発行して、JGCカードとの2枚持ちを選択した理由を次からは挙げていきます。
・マイルの有効期限の無制限化
・0.25%分の高還元率化は魅力
・カード更新時の無料宿泊特典
・期間限定キャンペーンの実施
マイルの有効期限の無制限化
まず大きな理由はSPGアメックスカードのポイントの有効期限が実質無制限ということです。
実態は最後のポイントを獲得した日から1年間が累計ポイントの有効期限です。これはつまり、毎月100円以上決済してポイントを獲得し続ける限り、過去に獲得したポイントを含めて有効期限が無制限になることを意味しています。
通常、JALカードのクレジットカード決済で貯まるマイルの有効期限は獲得から36ヶ月です。直近で利用予定がなかったり、大量にじっくり貯めてから使いたいというニーズに応えることができるのがSPGアメックスのメリットです。
私の使い方では国内の特典航空券分はポイントサイトからの交換でまかない、海外のビジネスクラスやファーストクラスの利用は有効期限の無いSPGアメックスからの交換でまかなうスタイルが良さそうなだと思っています。
0.25%分の高還元率化は魅力
ネガティブな理由で書いたことと矛盾しますが、やはり0.25%分還元率が高いことは魅力です。
ファーストクラスで利用するとマイルの価値が20円相当になることまで考慮すると、年間60万円以上の決済があれば年会費約3万円を払ってでもSPGアメックスを利用するメリットがてできます。年間60万円決済は余裕でクリアできる範囲です。
カード更新時のホテル無料宿泊特典
そして、SPGアメックスが誇る最も大きな特典がこのホテル無料宿泊特典です。
普段は利用しないようなラグジュアリーなホテルを年に1回利用できるのはやはり嬉しいです。この部分だけでも年会費の元を取って余りあると考えると、既に述べたマイル有効期限が無くなることと還元率が0.25%高くなることが、追加で無料でついてくる特典にも感じられます。
期間限定キャンペーンの実施
ここまで挙げた理由でも若干の迷いがあったのですが、最後の一押しになったのが新規カード発行に際してのキャンペーンです。SPGアメックスカード自体のキャンペーンとハピタスのみんなdeポイントのキャンペーンが多重で行われていました。
【SPGアメックスキャンペーン】
最初の3ヶ月で10万円以上の決済で30,000ポイントプレゼント
【ハピタスキャンペーン】
通常3,000pt付与のところを10,000ポイント付与
30,000ポイントということは10,000マイル相当です。これは最低でも20,000円以上の価値があるとみなすことができます。また、ハピタスのポイントも10,000円相当分もらえるということは、これだけで年会費の33,480円相当の価値を十分ペイ出ると言えます。
しかし、ハピタスのみんなdeポイントキャンペーンの威力はすごい。5倍のポイントですからね。週2回の定期的なチェックは必須です。
本記事のまとめ
最後のJGC会員の私が陸マイラーとしてSPGアメックスカードも発行して2枚持ちを決めた理由を解説した本記事のまとめです。高価な年会費を補って余りあるメリットがSPGアメックスカードにはありました。SPGアメックスカードに感じたメリットをまとめて本記事を締めたいと思います。
・マイルの有効期限の無制限化
・0.25%分の高還元率化
・カード更新時の無料宿泊特典
・期間限定キャンペーンの実施
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