どうもこんばんは、団長です。いよいよベトナム・カンボジア旅行記も佳境に入ってきました。プノンペンのキリング・フィールド見学を終えた後は、同じくポルポト率いるクメール・ルージュの負の遺産であるトゥール・スレン博物館に向かいます。
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トゥール・スレン博物館への道のり
キリング・フィールドの見学を終えて出口に向かうとドライバー氏が待っていてくれました。次はトゥール・スレン博物館に行ってもらうようにお願いします。
来たときの同じく30分程度の道のりです。気持ちよく走っていると、急に空が暗くなりスコールが。
それを予期して早めに幌を出してくれるドライバー氏。さすがです。
思いのほか、エネルギーを使い切ってしまっていた団長さんは気づいたらトゥクトゥクで寝ていました。トゥール・スレン博物館に着いたことにもドライバー氏に起こされて気がつく始末です。
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トゥール・スレン博物館とは
まずトゥール・スレン博物館について簡単なご説明から。現在は博物館となっていますが、ポルポト政権下では刑務所として利用されていました。通称S21。ここに収容されるのはポルポトが掲げる社会主義改革に異議を唱えるとされた人たちで、実際の思想はほぼ関係なく多くの文化人が収容され、激しい拷問を伴う尋問を受けることとなります。
ここでの激しい拷問の末、反革命分子と見なされた人は、前記事で紹介したキリング・フィールドに送られて処刑をされることとなります。記録上、このトゥール・スレン収容所には2万人が収容されたそうですが、生きて出てくることができたのはわずか7人という事実がこの凄惨さを物語っています。
トゥール・スレン博物館見学
トゥール・スレン博物館もキリング・フィールドと同様に入場料にオーディオガイドが含まれていて、しっかりと日本語に対応しています。
トゥール・スレン博物館はA~D棟の4つの棟で構成されています。
A棟は尋問室として使われていたそうです。収容者が拘束されていたベッドが展示されています。
奥の壁に実際の収容者の写真が飾られていますが、とてもじゃないですがこの写真をアップで撮影する気にはなれなかったので撮っていません。このトゥール・スレン博物館には実際の収容者の写真が多く展示されているのですが、やはりこちらも気持ち的に写真を撮影できなかったのでご容赦下さい。
この拷問は後ろつり手で木の枠にくくりつけ、水攻めにするというものです。
このトゥール・スレン博物館もキリング・フィールドと同様にオーディオの解説が非常に手厚いです。事実としての情報や、生存者の証言などが良くまとめられています。私は1つずつ全てを聞きたいタイプなのでとても時間がかかってしまいましたが、その価値があると思います。カンボジアに来たからにはキリング・フィールドと合わせて訪れなければいけない場所かなと改めて思います。
次回予告
いよいよ、最後の観光であるトゥール・スレン博物館も終わってしまいました。いよいよ後は、プノンペンを街をちょっと眺めて帰るのみです。次回の最終回にご期待下さい。
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