どうもこんばんは、団長です。JALの上級ステイタスを解説する記事の第3弾です。今回は上級会員の中でも多くの人がめざすステイタスJMBサファイアのステイタスについて解説します。何故、目指すか、それはJGC会員になるための条件だからです。
もちろん、どんなサービスがあるかの解説だけではなく、私が実際に利用しての感想や本当にメリットがあると感じたことなど、実体験を含めた解説となります。
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この記事の目次
JMBサファイア到達条件
FLY ONポイントの条件は下記の2つのいずれかです両方ではなく、片方で問題ありません。
- 1月~12月の12ヶ月間で50,000FLY ONポイント以上
(内、JALグループ便25,000FLY ONポイント以上) - 1月~12月の12ヶ月間で50回以上かつ15,000FLY ONポイント以上
(内、JALグループ便25回以上)
出張で最もポピュラーと思われる羽田-伊丹路線をeビジネス6運賃で利用した際には53回の搭乗で到達できるステイタスです。隔週の往復で何とか到達できるレベルです。
JMBサファイア会員が受けられるサービス
予約関連サービス
専用予約デスク
JMBサファイア専用の予約電話デスクが用意されます
出張等の際に思ったよりも出張先での打ち合わせなどに時間を要し、予約変更をしたくなるケースは良くありますよね。JALでは予約変更可能なチケットであってもWEBからの予約変更はできません。このため、空港のカウンターまで行くか、電話での予約変更が必要となります。これはJALを利用していて非常に不便に感じる点です。
そんな予約デスクなので、通常ステイタスの平会員用の予約デスクは電話が常に混みあっていて全然繋がりません。出張利用では金曜日の夕方などの予約変更は激戦区なので、電話がかかるのを待ってる間にお目当ての便が満席になってしまうこともざらです。
そんな状況の中で、専用の予約デスクはメリットが大きいです。通常ステイタス会員よりもかなり繋がりやすいです。同じ上級会員の中でも、JMBクリスタルとは別の専用予約デスクなので、かなり繋がりやすくなっています。出張先で急な予定変更があったときには非常に嬉しいサービスです。
予約時の優先キャンセル待ち
希望のJAL便が満席の場合、キャンセル待ちが運賃ごとに優先的に取り扱われます
※キャンセル待ち可能運賃に限る
※国内線は希望便出発の24時間までの対応
繁忙期や週末の便は満席となり、空席待ちとなることは多いです。その際に優先的にキャンセル待ちをすることができます。優先的にキャンセル待ちというのは、自分より先にキャンセル待ちをしていた人がいたとしてもそれが通常ステイタスの平会員だとしたら、横入りして優先的に扱われるということです。
これは繁忙期には嬉しいサービスです。どうしても乗りたい便があるときは、大きなメリットがあります。当然、ダイヤモンドやJGCプレミアよりは優先度は低いですが、私の経験上、たいていの場合、繁忙期の満員の便でも空席が出てきます。
前方座席指定サービス
JAL便を予約の際に前方座席を優先して指定できます
※同行者と隣席を希望の際は電話での問い合わせが必要
※所有ステイタスによって指定できる座席は異なる
クリスタルでは国際線でしか対象でなかったサービスがサファイアでは国内線にも適用されます。
このサービスは地味に嬉しいサービスです。飛行機をいち早く降りることができると、空港から市街地に出る交通機関に直ぐ乗れるので、最後尾座る場合と比較すると電車が1本違ってきたり、イスに座れる可能性が格段に上がります。
また、国際線は降機してから入国審査などで長い時間がかかることが多いです。そんなときに前方の座席に座っていれば、並ぶ時間が短くなり、よりスムーズに入国審査を終えることができます。経験してみると、やめられないサービスの1つです。
マイル関連サービス
マイルUPサービス
通常のマイルにプラスしてボーナスマイルが加算されます
ボーナルマイル = 区間マイル × 利用運賃のマイル積算率×ステイタスごとの積算率
※ステイタスごとの積算率
・JALグループ便:105%
・アメリカン航空:105%
・ブリティッシュ・エアウェイズ:100%
・イベリア航空:50%
これは飛行機が乗る回数が多ければ多いほど、メリットを発揮するサービスです。とにかく、通常マイル以外のボーナスマイルは加速度的にマイルが貯まるスピードを上げていきます。
クリスタルと比較すると50%増の105%なので、普通に乗る場合と比較して倍のマイルが貯まるという恐るべきサービスです。
空港でのサービス
専用カウンターでのチェックイン
対象の路線を使う際に専用カウンターでチェックインが可能です
・JALグループ国内線:JGCカウンター
・JAL国際線:JALビジネスクラス・チェックインカウンター
・ワンワールド・アライアンス加盟航空会社便:ワンワールド・エリートステイタスの表示があるカウンター
クリスタルクラスでは国内線がクラスJ利用時しか使えなかったJGCカウンターが普通席でも使えるようになります。
国内線は事前にチェックインが済んでいたり、手荷物を預けなかったりすればチェックインカウンターを利用することはありませんが、国際線はなかなかそうはいきません。
特に繁忙期は長蛇の列ができることもしばしばです。そんなときに、優先で利用できるカウンターは利便性が高く、空港でもチェックイン時間を気にせずに対応できるため非常に有効なサービスです。
プライオリティバッゲージサービス
JAL便及びワンワールドアライアンス加盟航空会社便を利用時に到着空港で優先的に手荷物が引き渡されます
クリスタルでは国内線かつクラスJ利用時しか使えなかったサービスがサファイアでは国内線、国際線問わずに利用することができます。
私は基本的に国内線では手荷物を預けないので、あまりこのサービスにはメリットを感じていませんでしたが、たまに利用したときはやっぱり便利です。預け荷物がレーンから直ぐに出てきます。荷物がいつくるか、いつくるかと不安になりながら待つ必要がないということは、到着して次の行動にも直ぐ移れるため快適です。
一方、国内線よりも国際線はメリットが更に大きいです。早く荷物を受け取ることで、入国検査をすぐ受けることができるのは当然ですが、それ以上にプライオリティタグが荷物に付くことで、荷物がロストする確率がかなり減ります。
受託手荷物無料許容量の優待
受託手荷物を通常よりも追加することができます
・JALグループ国内線:通常プラス10kg以内
・JAL国際線:通常プラス1個
クリスタルよりも優待をされる重さが大きくなります。
個人的には国内線ではあまりメリットを感じないサービスです。重さへのチェックも甘めだし、そもそも私の利用ケースではそこまで重い荷物が国内線では必要がありません。一方、国際線では個数が増える時点でメリットがあります。お土産等がどうしても増えてしまいがちな海外旅行では嬉しいサービスです。
空港での優先空席待ち
JAL便及びワンワールドアライアンス加盟航空会社を利用時に、空港での当日空席待ちが優先的に取り扱われます
当日の空席待ちって便によってはかなりの激戦区になります。私が良く利用する羽田-伊丹便、特に金曜の夕方以降はすごい数の人が空席待ちをかけています。そんなときにこのサービスはメリットがあります。
混んでる便だとクリスタルでは結構心もとないですが、経験上、サファイアであれば普通席はほぼ確保可能できます。相当混む金曜夕方の羽田-伊丹便でもこの状況なので、大抵の便でもこの状況だと思われます。一方、経験上、クラスJはなかなか取れないです。
空港での優先搭乗
JAL便及びワンワールドアライアンス加盟航空会社便への搭乗時に一般会員に先駆け、優先的に搭乗できます
クリスタルでは国際線のみが対象だった優先搭乗がサファイア以上のステイタスでは国内線にも拡大されます。
優先搭乗のメリットは少し分かりづらいかもしれません。それは、飛行機に早く乗ろうが、遅く乗ろうが全員乗り終わるまで離陸しないからです。しかし、早く搭乗することのメリットは意外に大きいんです。まず、手荷物を入れるスペースを自由に使えるということ。入りきらない場合は、自分の席から離れた場所になり、降機の際に大変不便です。
また、私は機内では寝て過ごすことが多いので、早く乗れば乗るほど寝る時間が増えることも嬉しいメリットです。
JALグローバルエントランス
JAL国内線を利用時に保安検査場に通じる専用エントランスを利用できます
※羽田、伊丹、新千歳、福岡空港に設置
このサービスはサファイア以上のステイタスに提供されるサービスです。繁忙期は保安検査場にとんでもない数の人が並んでいることがあり、検査終了までには相当な時間を要します。そのようなときに本当に便利なのがこのサービスで、空いているエントランスから楽々で入ることができます。
ただ、通常時は逆に高ステイタスを有している出張者が多く、通常のエントランスよりもこちらのエントランスの方が混んでいるという本末転倒な時があるので注意が必要です。
ファストセキュリティレーンの利用
JAL国際線利用時に専用のセキュリティチェックを利用できます
※成田国際空港第2ターミナルに設置
このサービスもサファイア以上のステイタスに提供されるサービスです。国内線のJALグローバルエントランスの国際線版です。
国際線の保安検査場のチェックは国内線以上に時間を要するため、スムーズに検査を行えるこのレーンは非常に便利です。私は年末の旅行の際に利用したことがありますが、前に2人人がいるだけで、あっという間にチェックも完了しました。
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空港ラウンジの利用
JALグループ便
同行者1名まで空港ラウンジを利用できます
※ラウンジクーポン利用で同行者最大3名まで入室可能
クリスタルではラウンジクーポンが必要だったラウンジの利用がサファイア以上のステイタスでは無制限で利用することができます。また、同行者についても1名までは入室可能です。
ラウンジではお酒やソフトドリンクといった飲み物や新聞や雑誌などが置かれていて、ゆっくりと搭乗までの時間を過ごすことができます。ただ、最近はキャンペーン等の影響でラウンジ利用者が増えてきたため、昔ほどラウンジではゆったりとした時間を過ごせなくなってきています。ただ、無料でビールを飲めるとはやはり嬉しいですけどね。
ワンワールド アライアンス加盟航空会社
ワンワールド アライアンス加盟航空会社利用時に各社のラウンジを同行者1名まで利用可能です
※ラウンジクーポンは利用負荷
※全世界約600箇所以上に設置
世界には当然、JAL便が運行していない空港が数多くあります。そのような際もJAL以外のラウンジが利用できるは嬉しいです。国際線乗り換え時はとんでもない時間、空港に待つこともあるのでラウンジでゆっくりできるのはメリットのあるサービスです。
会員限定サービス
ここから下のサービスはサファイア以上のステイタス限定のサービスで、クリスタルにはなかったサービスです。
FLY ONアップグレードパッケージ
国際線アップグレード特典 マイルバックキャンペーン
マイルの使い先として国際線アップグレード特典を利用した際は3,000マイルが返ってくるキャンペーンです。アップグレード特典はマイルの価値を上げる使い道として非常に有用なので、その価値を更に上げることのできるこのキャンペーンはメリットが大きいです。
1ヶ月間いつでも国内線FLY ONポイント2倍キャンペーン
事前に指定した1ヶ月間については、FLY ONポイントが2倍になるというキャンペーンです。これは上級会員を目指して修行をする際には相当有用なキャンペーンです。2倍になるので修行にブーストをかけることができます。上手く利用すれば、低コストで上級会員になることが可能です。
JALとっておきの逸品 限定商品
JALとっておきの逸品のサファイア会員限定の商品を購入可能です
マイルと商品を交換できるサービスです。私はマイルは全て特典航空券に交換するので、利用したことはありませんが、有効期限が近く使い切れないマイルの利用先としては有用です。
新羅免税店でのご優待
2019年3月31日まで新羅免税店(ソウル店)で利用可能なプリペイドカード10,000ウォン受け取れます
私は利用したことがありませんが、サファイアカードを提示するだけで10,000ウォン(1,000円相当)のプリペイドカードがもらえるので、お得です。
WAONプレゼントキャンペーン
2019年3月31日までマイルからWAONへの交換率が10,000マイル→12,000WAONとなります
※通常時は10,000マイル→10,000WAON
私はマイルは全て特典航空券に交換しているので、恩恵にはあずかっていないサービスですが、上級会員になると使い切れないくらいのマイルが手元にあるケースがあります。
有効期限の近いマイルの交換先として、1マイルが1.2円相当になるのは提携会社ポイントへの交換率としては悪くないので、地味に結構なメリットがあります。
ご参考記事
JALグローバルクラブへの入会資格
JALグローバルクラブへの入会資格を得られます
これがサファイア会員を目指す1番大きな理由です。詳細は別記事でも紹介しますが、JGC会員(年会費有料)になれば、翌年以降飛行機に全く乗らなくても、JMBサファイアとほぼ同等のサービスを受けることができます。
言い換えると、1年間頑張って飛行機に乗ってサファイア会員にさえなれば、半永久的に飛行機に乗らなくても上級会員のサービスを受け続けることができると言えます。
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