どうもこんばんは。団長です。就職してから、8年が経った私ですが、紆余曲折を経ながらかれこれ引越しを10回以上こなしています。そして、懲りずにまた引っ越すこととしました。そんな私がお伝えしたいのは、家探しや引越しは時期によって全然状況が異なると言うことです。
そこで、賃貸物件や引越しのエキスパートになりつつある私が月別の特徴を解説しつつ、賃貸物件探しにベストな月がいつなのかを結論付けたいと思います。
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この記事の目次
- 1 前提知識 ~物件探しの前に・・・~
- 2 月別の状況
- 2.1 【1月】ピークの前に動きたい人にベストな月
- 2.2 【2月】物件数が多いが決断のスピードが求められる月
- 2.3 【3月】最大のピーク!明暗が分かれる月
- 2.4 【4月】ファミリー向け物件探しに適した月
- 2.5 【5月】家賃交渉可能な月
- 2.6 【6月】雨にも負けず掘り出し物を見つける月
- 2.7 【7月】不動産屋を味方に付けて物件を探したい月
- 2.8 【8月】閑散期も下旬からは美味しい物件が出てくる月
- 2.9 【9月】第二のオンシーズン!豊富な物件からゆったり探せる月
- 2.10 【10月】9月同様、豊富な物件からゆったり探せる月
- 2.11 【11月】コスパの良い物件を狙うならこの月
- 2.12 【12月】オンシーズン前で需要過多のイマイチな月
- 3 物件探し!いつがベストなのか?
- 4 避けたほうが良い時期
- 5 まとめ
前提知識 ~物件探しの前に・・・~
現物件の解約条項の確認
最初に基本的だけど非常に重要な話から。今住んでいる物件が賃貸物件であるならば、契約書を見てみましょう。”解約“の条項が必ずあります。
その条項をよく読んでみてください。解約したい日の何日前までに大家側に通知をしなければいけないかの記載があるはずです。普通の物件は、1ヶ月前。稀に2ヶ月前の物件もあります。
いざ物件探しを始めて良い物件にめぐり合えたとしましょう。その物件の現状が空きであり即入居可であると、早めに契約をしないと他の人に物件を取られてしまいます。
不動産会社や大家との協議事項となりますが、一般的には契約の意思を示してから2週間程度は待ってもらえますが、それ以上はなかなか難しい現状にあるそうです。
つまり、解約を1ヶ月前に告げなければいけない物件の場合、現状物件を解約せずに良い物件を見つけて2週間契約を待ってもらっても、現状物件の賃料は1か月分は発生することを考えると、2週間分の賃料は二重払いになってしまいます。2ヶ月前の連絡が必要な場合は更にもう1か月分が追加となるので要注意です。
ただ、この二重払いが嫌だからと言って、解約時期を決め打ちで物件を探すのも考え物です。なぜなら、解約時期を迎えるまでに納得のいくよい物件に出会える保証が無いからです。焦って探せば探すほどペースが乱れてしまい、イマイチな物件を掴まされることになりかねません。
この解約時期問題は皆さんの状況に応じて上手く設定することが必要になります。
賃貸物件が市場に出てくるタイミング
意外に知られていないのがこの知識。前の住民が退去したら市場に出てくると思われがちですが、それは違います。前の住民が解約通知をした時点で市場に出てきます。つまり、どれだけ短くても1ヶ月は前の住民が住んでいるけれども、賃貸物件市場に姿を現すこととなります。
これを掘り下げていくと、一般的に退去が多くなる3月末や9月末の1ヶ月前、つまりは2月末や8月末には多くの物件が市場に出回っていることとなります。これを考えると、物件探しを始めなければいけない時期が見えてきますね。4月入居を狙う場合、3月入ってからでは既に出遅れてると言うことになります。
月別の状況
次に各月がどのような状況になるかをそれぞれ解説していきます。
【1月】ピークの前に動きたい人にベストな月
新年の始まりの月です。1月は入学や就職、転勤などで4月入居に向けてピークとなる2月~3月の前に少し先立って動くことができるのがポイントです。
不動産会社側も1月から徐々に物件を出し始めるので、多くの物件から選ぶことができる時期となります。ただし、物件が決まるスピードも早いです。ちょっとでも条件の良い物件は内覧を待たずに決まってしまうことも。。。とにかくスピードを意識して動くことが大切な時期です。
ネットで良い物件を見つけたら、すぐに不動産やにコンタクトを取ることが求められます。この時期はピークとなる2月~3月の前なので、まだまだ不動産屋側に有利な時期なので、家賃などの交渉はなかなか難しいです。
【2月】物件数が多いが決断のスピードが求められる月
私立大学の合格発表などが多く行われる時期でもあり、物件探し戦線も本格化するのがこの2月です。また、同様に卒業シーズンを前にして物件の解約手続きが集中するのもこの時期です。
前述の通り、物件が賃貸市場に出てくるのは解約手続き完了後なので、4月からの新生活に向けてこの時期に解約する人が多く出てきますので、物件は豊富に出てきます。ただ、この時点で空き家ではない物件が多いことやネットの情報のみで即決してしまう人も多く出る時期であることから、じっくりと物件探しというわけにはいかない時期でもあります。
スピード感を持ちながら、ネットを駆使して充分な情報を集め、不動産屋と上手にコンタクトを取りながら決断力をもって物件探しをすることが求められます。しかしながら、不動産屋の最も忙しい時期であるので、なかなかゆっくり対応してもらうことは難しいのも事実です。
【3月】最大のピーク!明暗が分かれる月
新生活に向けた物件探しの明暗が分かれる時期です。3月上旬までが物件探しのピークで、まだまだ魅力的な物件も見つかりますが、中旬以降になると一気に魅力的な物件が激減するのがこの3月です。
4月に引越しを絶対にしなければいけないという状況の場合、妥協をしながらの物件探しになってしまうかもしれません。でも、逆に言うと、不動産屋の超繁忙期が過ぎた時期にもなります。不動産屋も時間を割いて対応してくれるようになるので、不動産屋さんと仲良くなりながら物件を探すようにしたいところです。
【4月】ファミリー向け物件探しに適した月
ここで新年度に向けた物件探しは一段落。ここからは、6月のジューンブライドの時期に合わせて引越しをしたいという新婚カップルに向けて1LDKや2DKタイプの部屋が新築を含めて多く出てくる時期です。また、気候的にも暖かくなってくる時期なので、物件探しにも向いている時期と言えます。
【5月】家賃交渉可能な月
この時期も4月と同様にファミリー向けの物件探しに向いている時期です。5月はゴールデンウィークがあり、この時期は物件探しよりもレジャー、と言う人が多く不動産屋的には空いているため、親身に相談に乗ってくれる時期でもあります。
また、4月で解約された物件のハウスクリーニング等が完了しだす時期でも有り、綺麗な状態の部屋を内覧することができるのもポイントと言えます。この時期を逃すと、引っ越す人が減ってくる傾向にあることから大家側も初期費など値下げ交渉に応じてくれやすい時期なのでオススメです。
【6月】雨にも負けず掘り出し物を見つける月
梅雨の時期になると同時に不動産業界は閑散期を迎えると言えます。単純なものですが、やはり天気が良くないと部屋探し自体が面倒に思えます。
しかし、閑散期であればあるほど、不動産屋は親身に相談に乗ってくれますし、スピードを意識せずに探せることから自分にしっくりくる物件をゆっくり探せるかもしれません。もう1つポイントとなるのは、企業によっては6月に異動という企業が少なからず存在します。そんな企業に勤めてる方の住んでいた物件の中には意外な掘り出し物があるかもしれませんよ。
【7月】不動産屋を味方に付けて物件を探したい月
6月同様に閑散期です。梅雨が明けて一気に暑くなる時期、自然と不動産屋を訪れる人も減っていく時期です。8月に物件を解約する人も少ないので市場に物件が出回らない時期なので、正直なところ物件探しには向かない時期です。
ただ、6月同様に不動産屋はじっくりと時間をかけて対応をしてくれる時期ではあるので、掘り出し物が出てくる可能性がある時期でもあります。
【8月】閑散期も下旬からは美味しい物件が出てくる月
暑さのピークと夏休みが重なり、不動産業界が最も暇な時期となるのがこの8月。6月、7月と同様にあまりオススメできない時期・・・と思いきや、8月も下旬になると少し状況が変わります。
それは下期の開始となる10月に引越しを控えている人の物件の解約情報がチラホラ出始める時期がこの8月下旬なのです。不動産屋に出向けば、ネットに出回る前の優良物件の情報をゲットできる可能性もあります。9月から本格的に物件探しを始める人が増えてきますので、一歩先んじるためにも8月は良い時期と言えます。
【9月】第二のオンシーズン!豊富な物件からゆったり探せる月
下期となる10月に向けた人事異動がある会社が多く、年間で第二のオンシーズンと言えるのがこの9月と10月。しかし、2~3月のような怒涛のような競争は起こらないので、それなりに豊富な物件からそこそこ余裕を持って物件を選べる時期と言えます。
また、下期スタートに合わせた10月オープンという新築物件が意外と多いので、新築物件が多く出回るのもこの9月の特徴です。新築物件にこだわりがある方はこの時期が狙い目です。
【10月】9月同様、豊富な物件からゆったり探せる月
9月同様に第二のオンシーズンである10月。9月同様にゆっくりと多くの物件の中から選ぶことができるので、物件探しにはオススメの時期です。また、気候的にも暑さも去り、台風のシーズンも終わった頃なので引越しにも適した時期と言えます。
【11月】コスパの良い物件を狙うならこの月
第二のオンシーズンも終わり、若干の閑散期を迎えるのがこの11月。しかし、それ故に家賃が最も下がる時期でもあり、8,9月で余った物件がお得に見つけられる時期と言えます。
かくいう私も、この11月に超掘り出し物の物件を見つけました。フルリノベの物件で、家賃相場も周りよりも1割以上安いと言う物件。この半年くらいずっと、賃貸サイト等でリサーチしていた中でここまでの条件はなかったので直ぐに飛びつきました。(当然内覧した上で決めましたが・・・)
【12月】オンシーズン前で需要過多のイマイチな月
この時期になると、推薦などでいち早く合格した学生が家を探し始める時期です。また、年明けの混雑を避けたい人も出始める時期なので、だんだんと不動産屋が混んでくる時期になります。
ただ、年末ということで現状物件の解約をしたがらない人が多く、市場に出回る物件が多いとは言えませんので、需要と供給のバランスが悪く、あまり物件探しに適した時期とは言えません。
物件探し!いつがベストなのか?
各月の特徴をまとめてみましたが、それぞれの月に良し悪しがあることが分かっていただけたかと思います。そうなんです。一概にはどんな月が良いとは言えないんです。と、言ってしまうと実も蓋もないので、皆さんのタイプ別にオススメの月を紹介したいと思います。
とにかく豊富な物件から選びたい人
これは間違いなく2月~3月上旬がオススメです。他の時期では考えられないスピードで物件が出てきては、一瞬で決まっていきます。このため、内覧しなくても自信を持って自分にぴったりの物件を選ぶことができるような決断力が求められます。
また、事前に自分にとって譲れない条件を確固たるものにしておくことも求められます。この条件さえ固まっていれば、内覧しなくてもある程度の確率で良物件を掴むことができます。
ある程度豊富な物件からじっくり選びたい人
これは間違いなく9月~10月です。気に入った物件をいくつかピックアップして、内覧して、自分にベストな物件を選ぶという、王道かつ定番の物件選びをすることしやすい時期です。
ただ、2~3月ほどではないにしろ、オンシーズンであることには変わらないので、2,3日とか日にちを区切って集中的に内覧した上での早めの決断が求められます。
掘り出し物物件を安く借りたい人
ピークをちょっとずらした時期となる5月と11月がオススメです。繁忙期を過ぎた頃にぽろっと出てくるのが掘り出しもの物件です。優良物件にもかかわらず、この時期は大家側も早く埋めて家賃収入を得たいと考えているので、初期費用や入居時期などの相談に乗ってもらいやすい時期となります。コスパの良い物件を探したいなら間違いなくこの時期です。
避けたほうが良い時期
ここまでタイプ別にオススメの月を紹介してきましたが、逆に全くオススメできない月もあります。それは6、7月と12月。6、7月は天候的にも物件数的にも余り良いことがありません。12月は需要過多になりながらも1月以降のオンシーズンが待っているため、どうしても大家や不動産屋側の立場が強くなるので、全くオススメできません。
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まとめ
賃貸物件探しにベストな月を解説した本記事のまとめです!
- 解約時通知時から物件は市場に出回る!
- 2月~3月上旬は豊富な物件から優良物件をめぐる戦争!
- 9月、10月の物件探しこそ王道!
- 5月、11月は優良物件を安く借りることのできる可能性を秘めた魔法の月!
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