どうもこんばんは、団長です。このブログの1つのテーマでもある、マイル。マイルを貯めることで、特典航空券などに交換できることは有名ですが、いったい1マイルは何円くらいの価値があるのでしょうか。本記事では国内特典航空券に交換した際のマイルの価値について解説します。
スポンサーリンク
【結論】国内線特典航空券交換時のマイルの価値は1.8円~6.6円
詳細は分析内容は後述しますが、JALが設定したA区間、B区間、C区間で特典航空券に交換する際のマイルと、現金で購入した際の金額を調査し、1マイル当たり何円相当の価値があるかを評価しました。
それぞれのセルの色が白色が2円以下、緑色が2円~4円、赤色が4円以上で表しています。
1マイルの価値は1.8円~6.6円、普通運賃を除外すると1.8円~4.3円と言えます。
通常、普通運賃で航空券を購入するケースはあまり多くなく、ある程度搭乗予定日が近づいても購入することができる特割運賃での購入が最も一般的だと思います。特割運賃で考えると、1マイルを4円以上の価値にすることができるB区間が最もお得ということができそうです。
逆に短距離路線であるA区間では1マイルの価値は2円以下なので、この区間での特典航空券への交換はちょっと勿体無いと言わざるを得ません。
国内線特典航空券への交換に必要なマイル
まずは必要なマイルについてです。普通席の特典航空券への交換は往復で12,000マイル、片道では6000マイルから可能です。国内線は就航距離に合わせてA区間、B区間、C区間の3つに区分され、それぞれの距離に応じて、必要なマイルが異なります。
なお、JALでは期間は限られますが、通常よりも少ないマイルで特典交換可能なディスカウントマイルやJALカード割引と言ったキャンペーンがあります。
それぞれの区間で必要となるマイルは下の表の通りです。
通常マイル |
ディスカウントマイル |
JALカード割引 | |
A区間 | 12,000マイル (6,000マイル) |
10,000マイル (5,000マイル) |
9,500マイル (設定なし) |
B区間 | 15,000マイル (7,500マイル) |
12,000マイル (6,000マイル) |
11,500マイル (設定なし) |
C区間 | 20,000マイル (10,000マイル) |
設定なし | 設定なし |
なお、2018年度のディスカウントマイル及びJALカード割引の対象期間は以下です。
期間1:2018年 4月1日~2018年5月31日
※除外日:4月27日~5月7日
期間2:2018年12月1日~2019年2月28日
※除外日:12月22日~翌年1月6日
また、普通席よりも快適に過ごすことのできるクラスJについては、通常のマイルに+2,000マイルの追加でグレードアップすることができます。
国内線特典航空券交換時のマイルの価値
マイルの価値の分析方法について
それでは、各区間でマイルの価値がどのようになるのかを続いて解説します。
区間毎の運賃をJALのホームページから調べ、必要となるマイル数で割ることで、1マイルが何円相当の価値があるかを試算します。例えば、往復30,000円の航空券を15,000円のマイルで交換できるとすると、30,000万円÷15,000円=2.0となり、1マイルの価値は2.0円という具合です。
ただ、航空券の料金は空き状況や時期によってリアルタイムで変動するので、分析はちょっと複雑です。今回は約1ヶ月先の土曜日の午前中に東京を出発し、日曜の夜に各地から東京に戻ってくるという、旅行での利用にありそうなパターンで条件を設定しました。
運賃種別も1番高いが自由度の高い普通運賃、空き状況によって値段が変動する特便割引、1ヶ月以上前の予約が必要となりますが安い先得割引の3種類で調べています。
A区間のマイルの価値:1.8円~5.4円
まず短距離路線であるA区間です。羽田-伊丹の路線をモデルケースにしました。
往路:JAL117便(羽田-伊丹12:30発)
復路:JAL130便(伊丹-羽田18:30発)
A区間でのマイルの価値は1.8円~5.4円となりました。一般的にはあまり買うケースの少ない普通運賃を除くと1.8円~2.5円です。1マイルの価値が2円を切ってしまっているのが印象的です。
1マイルの価値が2円を切るディスカウントマイルやJALカード割引が使えない期間だと、A区間で特典航空券を利用するのはお得とは言えません。
通常マイル
通常期間は12,000マイルが必要となり、リーズナブルな先得割引、特便割引では1マイルの価値は2円未満です。普通運賃でようやく4円を越えてきます。
ディスカウントマイル
必要マイルが通常マイルよりも2,000マイルも少なくなる10,000マイルとなり、マイルの価値は先得割引、特便割引を前提としてやっと2円以上となります。
JALカード割引
JALカード割引ではディスカウントマイルよりも更に500マイル少なくなり9,500マイル。往復でも交換に必要なマイルが10,000マイルを切って来ます。当然、マイルの価値も上がり、もっとも利用者の多い特便割引で考えると、参るの価値が2.5円にまで達します。
B区間のマイルの価値:2.4円~6.6円
続いて、中距離路線であるB区間です。路線の種類が最も多いのがB区間です。この中で路線数も多く、距離も中間的な羽田-新千歳の路線をモデルケースにしました。
往路:JAL515便(羽田-新千歳12:30発)
復路:JAL520便(新千歳-羽田17:30発)
B区間でのマイルの価値は2.4円~6.6円となりました。一般的にはあまり買うケースの少ない普通運賃を除くと2.4円~4.1円です。1.8円~2.5円だったA区間と比較すると、マイルの価値はかなり上がっていることがお分かりいただけると思います。
ディスカウントマイルやJALカード割引の期間では通常よりも3,000マイルも必要なマイルが少なくなり、マイルの価値を上げるインパクトはかなり大きいです。
通常マイル
通常期間は15,000マイルが必要となり、リーズナブルな先得割引でも1マイルの価値は2.4円となります。搭乗日が1ヶ月以内では先得割引は買えなくなることを考慮し、最も一般的に利用される特便割引で考えると3.3円と3円を越えるのでなかなか優秀です。
ディスカウントマイル
必要マイルが通常マイルよりも3,000マイルも少なくなり12,000マイルとなることで、マイルの価値は先得割引でも1マイルの価値は3円に達し、特便割引を前提とすると4.1円と4円を越してきます。
JALカード割引
JALカード割引ではディスカウントマイルよりも更に500マイル少なくなり11,500マイルです、A区間での通常マイルで必要な12,000マイルすらも下回ります。これに合わせてマイルの価値も上がり、先得割引で3.1円、特便割引で4.3円にまでマイルの価値は上昇します。
C区間のマイルの価値:2.5円~6.2円
最後に長距離路線であるC区間です。C区間は路線数がかなり少ないですが、羽田-宮古の路線をモデルケースにしました。
往路:JTA021便(羽田-宮古6:40発)
復路:JTA022便(宮古-羽田19:45発)
C区間の特徴はディスカウントマイルとJALカード割引の対象外であり、通常マイルのみであることです。
C区間でのマイルの価値は2.5円~6.2円となりました。一般的にはあまり買うケースの少ない普通運賃を除くと2.5円~2.6円です。B区間と比較すると、どうしてもお得度が小さく見えます。また、ディスカウントマイルやJALカード割引が使えない路線であることも、マイルの価値が上がりきらない要因になっています。
通常マイル
C区間は20,000マイルが必要となります。特徴的であるのは、先得割引と特便割引での価値の差が小さいと言うことです。いずれも2.5円程度とB区間と比較すると価値が低いと言わざるを得ません。
また、ディスカウントマイルとJALカード割引の対象がであることも、いまいちマイルの価値が上がりきらない要因となっています。
スポンサーリンク
クラスJへのアップグレードに要するマイル価値:0.5円
特典航空券においてもクラスJの予約は可能です。その際は普通席でのマイルに+2,000マイルが必要となります。
普通席の特典航空券を予約した場合、クラスJの空きがある場合、当日のアップグレードは+1,000円で可能です。事前に予約できるか否かという違いはありますが、単純に計算するとマイルでクラスJへのアップグレードする際に必要なマイルの価値は1マイルあたり0.5円と、普通席の交換に必要なマイルと比べると価値が非常に小さくなってしまいます。
事前予約可能というマイルの価値だけでは測れないメリットもありますが、クラスJへのマイルでのアップグレードはお得とは言えません。
本記事のまとめ
JALマイルを国内線の特典航空券に交換した際の価値を分析した本記事のまとめです。
- 国内線に交換した際のマイルの価値は1.8円~6.2円!
- 普通運賃を除外すると1.8円~4.3円!
- 中距離路線であるB区間が最もお得で4.3円の価値!
- ディスカウントマイルやJALカード割引で更にマイルの価値は高まる!
- クラスJへのアップグレードにマイルを使うのは勿体無い!
関連記事
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。