どうも、こんばんは。団長です。ベトナム・カンボジア旅行記も第15回目ということでやっと5日目に突入しました。この日はアンコール遺跡群を個人でまわる日にしました。前日に現地ツアーで大まかな全体像を解説を聞きながら見ることができたので、この日は気に入ったところ、気になったところをじっくりと見てみたいなと。
この記事の目次
個人でのアンコール遺跡群の巡り方
アンコール遺跡群はホテルや飲食店のあるシェムリアップ中心地から少し離れたところにあり、徒歩での移動は困難かつ、バスなどの公共の交通機関もありません。そこで、タクシーやトゥクトゥクを個人で手配する必要があります。
町を歩けば、いくらでも運転手が声を掛けてきますが、料金は都度都度交渉となり、適正価格が分かりづらいです。そこで、料金交渉に自信がない場合はホテルのフロントに相談してみる方法がオススメです。ホテルごとに半専属でドライバーがいるので、信頼感がありますし、料金もフロントに支払うこととなり、明朗で安心です。
私も1日トゥクトゥクをチャーターして15ドルでした。個人で交渉すればもっと下がったのかもしれませんが、安全料も込みだと考えると、納得感があります。
2度目のアンコール・ワット
ホテルのフロント前に待機しているドライバーさんに促されて、トゥクトゥクに搭乗します。前日とは逆打ちで、午前中にアンコール・ワット、午後にアンコール・トムを巡るコースをお願いしました。
アンコールワットまでの道
今回の旅で2度目のトゥクトゥクですが、日中に乗るのは初めてです。
この日も暑くなりそうな1日でしたが、風が気持ち良い。未舗装の道も多く、若干の砂埃を感じつつの移動でもあるのですが、それにも気持ちよささえを感じるのは旅の力なんでしょう。
まっすぐアンコール・ワットに向かうのかと思いきや、途中ガソリンスタンドに寄ります。客が決まってからガソリンを入れるスタイル、嫌いじゃないです。
さぁ、ガソリンも満タンで準備万端、いざアンコール・ワットへ向かってもらいましょう。市街地を抜けて、緑が多い景色が流れ出すとアンコール・ワットはもうすぐです。
個人観光の不安点
入り口の前でトゥクトゥクを泊めて、いざ入場!と行きたいところですが、そうスムーズにことは進みません。アンコール遺跡群の特徴でもあるんですが、入口と出口が違うんですよね。西側から入ったら東側から出る、みたいな感じの遺跡が非常に多い。
これはつまり、出口で自力でドライバーさんを探さないといけないと言うことなんですよね。うーん、どれくらいわかりやすい場所かわかりませんが、ちょっと不安。とりあえず、車体番号を覚えておけと言うので、写真に収めていざ入場です。
2度目で見えてくる魅力
繰り返しですが既に昨日、団体ツアーで巡っているアンコール・ワットですので、今回は団体ツアーで見ることができなかった細かい部分と第三回廊がメインの目的です。
入場もすんなり行わずに、アンコールワットをぐるりと囲んでいる環濠も見てみたりします。
現状、工事中につき仮設の浮き橋での入場となっていますが、通常使われている橋も見てきました。
やはり、団体ツアーでは午後に巡られることが多いアンコール・ワット、昨日と比較すると人も少なくて観光しやすい&写真が撮りやすいです。
第三回廊
さて、いよいよ第三回廊に向かいます。第三回廊はアンコール・ワットの中心に位置し、第二回廊よりも13mほど高い位置にあります。内部には中央祠堂があり、仏像が鎮座しています。
第三回廊は同時に入場できる人数が制限されていて、入った人が降りてくるまで待たなければなりません。私が着いたときも既に行列ができていました。
順番が着たら、IDカードみたいなものをもらいます。これで入場者と退場者を管理しているんですね。
第三回廊に上るための階段は全てで12箇所ありますが、観光客用に現在解放されているのは1ヵ所のみ。ちなみにかなり急です。手すりをしっかりと握らないと怖いレベルです。
高所恐怖症の人にはかなり怯えてしまいそうか角度です。この階段、実は12箇所あるうち1箇所だけ勾配が緩やかな階段があるんです。その階段は王様専用だったものようです。なるほど。そんなことを思いつつ、第三回廊に到着です。
アンコール・ワットより高い建物はシェムリアップには存在しません。法で規制されているそうです。つまり、このアンコール・ワットで1番高いところに位置する第三回廊からの景色が最も高いところから見ることのできる景色というわけです。
当時はここからの景色を見ることが許されたのは王だけのようです。それでは王にだけ見ることができた景色をご覧下さい。
参道までを全て見下ろすことができます。実に爽快な景色。
第三回廊の内部、中央祠堂には仏陀像がいらっしゃいます
さよならアンコール・ワット
というわけで、前日見れなかった第三回廊も見終わり、これにてアンコール・ワットは一通り見終わりました。あとは、ゆっくりと気になった場所をじっくり見回ります。見る角度や時間で全然違って見えるのが面白いです。
これにて、アンコール・ワット観光は終了!次にいつ来るか、来ることがあるのかはよく分かりませんが、さすがに前評判にたがわない素晴らしい場所でした。私はパワースポットとかには冷ややかな感情を持ってますが、中にいてじっと座っているだけでも何かパワー的なものを感じさせます。
東側で待つチャーターしているトゥクトゥクの元に向かいます。やはり、出口と入口が違うというのは緊張感があります。そして、ドライバー氏の顔をちゃんと覚えていない・・・。で、出口を出てみると無数の無人のトゥクトゥクが。
この中から探し出すのは結構不安です。しかし、今回はドライバー氏の方が先に私を発見してくれて事なきを得ました。ありがとう、ドライバー氏
静寂のバンテアイ・クディ寺院
続いて向かうは、バンテアイ・クディ寺院。ここは前日のツアーでも行っていない場所です。ドライバー氏に前日行っていない場所でオススメを聞いたらここに連れて行ってくれました。
ここが実に良いです。歴史的な背景は地球の歩き方を読んで知ったこと程度なので弱いのですが、人の少なさが抜群に良いです。本当に静かで、昔もこういう雰囲気だったのかなと感じさせる場所です。ちなみに一応情報を出しておくと12世紀末の建造だそうです。
地球の歩き方を片手に見どころを探していると、いかにも怪しげな現地の人らしき男がこっちに近づいてきます。「こっちに来い、こっちに来い」というので着いていくと、どうやらこの遺跡の有名なスポットの場所を教えてくれるようです。
そうか、これはガイド気取りでまんまと着いていくとガイド料をたんまりと請求されるパターンだな・・・過去に何度かやられているパターンなので予想はつきましたが、今回はまんまと乗って、ガイド料は後で交渉するという正直、リスキーであまりオススメできないパターンで乗り切ることにしました。
というわけで、ガイド氏の一方的な案内が終了。何か解説するわけではなく、ひたすら写真撮影スポットを教えてくれるというスタンスの案内でした。で、最後に当然ガイド料の請求が来ます。15ドルだそうです。
いくらなんでも、30分に満たない時間でこのクオリティでそれは高すぎだろ、ということとまずは吹っかけてくるだろうということで、「この内容では5ドルってとこですなぁ」と返すと、いやいや「10ドルで何とか」と食い下がるガイド氏。こちらもそう簡単に折れるわけにはいかないので同じやり取りをしていると、あっさりと5ドルで折れてくれました。渡すときに「前来た日本人は10ドルくれた」とぼやいていましたが・・・気にしない気にしない。
と、この方法、後で料金交渉するのはトラブルの温床なのでやめましょう。非常に悪い例です。
まぁ何はともあれ、このバンテアイ・クディ寺院はほんと気に入りました。静かにアンコール遺跡をめぐりたいという人にはとてもオススメです。
次回予告
順調にアンコール遺跡の個人めぐりを進めていく団長さん。しかし、この順調さはこの後のトラブルの序章でしかなかったのでした・・・次回は個人巡り編の後編をお送りします。お楽しみに~
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