裏・ループの螺旋階段

これまでもいくつかの記事で紹介をした通り、認定ファシリティマネージャー（CFMJ）試験はまだまだマイナーな資格と言わざるを得ません。

このため、試験対策はどうしても独学になってしまいがちです。膨大なボリュームのテキストを前に独学では、受験者はどうしても不安になってしまいます。そんな中、試験対策セミナーと言うのは非常に魅力的に見えます。

セミナーの概要

2017年のセミナーは3コース設定されています。毎年同じ形式のコースが用意されています。なお、開催場所は2日間コースのみ東京と大阪、それ以外は東京のみと地方在住者には非常に不利な設定になっています。

4日間コース(東京)

受講料：64,800円

過去問の解説を行いながら、テキストの全章を講義してく講習となります。4日間という長丁場のコースになるので、ファシリティマネジメントを体系的に学ぶことができるコースです。選択問題だけでなく、論述問題についても解説があるのが嬉しいところです。

2日間コース(東京、大阪)

受講料：45,300円

2日間という限られた時間の中での講習となるため、テキスト全般の解説と言うよりは受験対策に絞ったコースとなります。論述問題についても解説も4日間コースよりは短くなりますが、対応しているので基本的な対策方法を知るという意味では有意義なコースです。

財務集中1日コース(東京)

受講料：31,300円

前提知識が無い方には1番ハードルが高いと言えるかもしれない財務分野を徹底的に学ぶ1日コースです。

試験合格に対策セミナーは必要か？

結論から言うと不要だと私は思います。この認定ファシリティマネージャー(CFMJ)の資格に関しては、テキストに書いてあることをしっかりと理解して暗記することができれば100%合格することができます。

そして、テキストはボリューム自体は多いですが、書いてある内容は読んで理解ができないという類のものでありません。

過去問を４年分も解けば見えてきますが、試験に出やすい分野、出にくい分野という偏りもあまりありません。テキストの各分野から満遍なく出題されると思っていただいてよいです。

そもそも暗記量が非常に多い試験です。理解を深め、しっかりと記憶をするためには、講義を聴くというよりも自分でテキストを読み込んで過去問を１問でも多く解く方が有意義です。

手法については別記事でご紹介している方法が王道にして最も近道です。ただ、どうしても財務だけはとっつきづらいと言う方は、財務集中１日コースはありかとは思います。

ただ、正直なところ受講料も高額なため、それに見合う効果が得られるかは個人的には少し疑問です。

まとめ

本記事のまとめです！

• 対策セミナーの開催は東京と大阪のみ！
• 講義に出る時間を過去問を解く時間に充てる方が効果的！
• 財務が苦手な場合は財務集中１日コースはアリ！