認定ファシリティマネージャー(CFMJ)資格試験を受けるとなった時に、気になるのはやはり合格点ですよね。試験の開催概要と合わせて合格点について紹介します。
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この記事の目次
試験日程
試験は7月に実施され、年に1回のみです。2017年の日程を参考までに・・・
試験:2017年7月9日(日)
受験申し込み:2017年4月3日(月)~5月12日(金)
受験料払い込み:2017年5月23日(火)まで
合格発表:2017年9月1日(金)10:00~
受験料:21,600円
試験スケジュール
9:30開始で17:00終了の丸一日かかるなかなかのハードスケジュールです。試験開始から45分後からは途中退室可能です。途中退室の際は受験会場に休憩できる場所があるかを事前に確認しておくことをオススメします。
09:30~09:40 注意事項説明(10分)
09:40~11:00 FMの概論(80分)
11:00~11:25 休憩(20分)+注意事項説明(5分)
11:25~12:45 FMの実務Ⅰ(80分)
12:45~13:45 昼食(55分)+注意事項説明(5分)
13:45~15:05 FMの実務Ⅱ(80分)
15:05~15:30 休憩(20分)+注意事項説明(5分)
15:30~17:00 論述(90分)
なお、電気主任技術者の資格などと異なり、1度で4科目全てに合格しないといけません。科目ごとの合格を次年度への持ち越しはできなくなっています。
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各科目の出題範囲
試験は4科目で①~③はマークシートによる選択式、④は論述式の試験となっています。各試験の出題範囲と内容を下記にまとめます。
①FMの概論
・FM全体にわたる知識および概要
・FMに関わる社会情勢全般
②FMの実務Ⅰ
・統括マネジメント
・戦略
・中長期実行計画
・プロジェクト管理
・運営維持
・その他
③FMの実務Ⅱ
・目標管理と財務評価、品質評価、供給評価
・利用者満足度評価
・その他
④論述
・実際のFMを行う上で必要な問題抽出能力、問題解決能力
・相手に理解してもらうための表現力、語彙力、説得力
テキストについて
ちなみにですが、勉強用のテキストはFM推進連絡協議会が編纂している”総解説 ファシリティマネジメント”と”総解説 ファシリティマネジメント 追補版”しかありません。
このため、必然的にこの2冊で勉強をせざるを得ません。勉強方法については別記事でご紹介しています。
独学でファシリティマネージャー試験に1発合格した勉強方法 選択問題編それぞれの4科目あるわけですが、それぞれの科目がテキストのページでどの範囲に適合しているとは簡単にはいえない分かりづらい区分になっています。ただ、幸か不幸か1年で全科目を一括合格しなければならないので、全般的に勉強していきましょう。
見ていただくと分かるように、勉強しなければならない分野は広範です。必要なる知識は建築や不動産、運用や環境だけでなく財務に関わる知識まで求められます。また、昨今の傾向としてIT系の知識を問われる問題は確実に出題されています。
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合格率について
毎年大きなブレはなく合格率は40%前後となっており、他の資格試験と比較しても高めの合格率となっています。
合格点 について
合格点 は試験運営元からは公式に発表されていないのであくまでも関係者から聞いた情報である点はご容赦ください。関係者に聞いた話によると、①~③の選択式試験の各科目で6割5分、すなわち130点が合格点の1つの目安になっているそうです。
あくまでも目安なので、安全圏と言えるのは、7割の140点と見るのが固めです。①~③の科目全てで合格点を満たしていれば④の論述の採点がされます。つまり、どれだけ一生懸命素晴らしい論述の回答を行っても、1科目でも合格点に達しなければ、回答が読まれもしないということです。ちょっと切ないですね。
ちなみにですが、問題用紙に設問ごとの得点が記載されているので、試験中も高得点問題を落とさないように気にすることができたり、試験後の自己採点の際も点数を予想することが容易です。
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